高品質ブレーキパッド「シルベラミック」
HELLA PAGID Brake SystemsのSILVERAMIC(シルベラミック)は、低ダスト、低ノイズ、長寿命のブレーキパッドです。当社が日本で独占販売をしています。
純正のブレーキパッドと同等の制動能力を持ちながらも、はるかに上回る機能性を持ち合わせた「ECE R90」取得のシルベラミックをぜひご利用ください。Pa-netでお買い求めいただけます。
■ECE R90(E-認証)を取得のシルベラミック
ECE R90は、アフターマーケットにおけるブレーキパッドが、純正パッドのパフォーマンスと同等とする認定で、1999年にヨーロッパで実施されはじめました。ECE R90の承認は、摩擦特性が純正パッドから+-15%以内のブレーキパッドの場合にのみ与えられます。
■シルベラミック適応車種
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、BMW MINI、ボルボ、クライスラー
※詳しくはPa-netからお問合わせください。
低ダストには理由があります。
ブレーキダストは、ブレーキパッドがブレーキディスクを攻撃し、そこで出る削りかすが原因となっています。シルベラミックは、通常のパッドでは摩耗がより高い時、特に高速/高温の摩耗テストを実施し、その時に低い摩耗率で推移されるよう設計されています。
- ローターへの攻撃性が少なく、粉の発生を抑える
- 軽量化された摩擦材は、ホイールに粉が付いても容易に吹き飛びやすい性質
- ブレーキダストの粉は、目立ちにくい明るいベージュ色
シルベラミック装着車と非装着車の比較
特に高速、高温時の摩擦率に著しい違いがでています。
※3か月、3,000km走行後(70%が高速、30%が市街地)
シルベラミック装着車
シルベラミック非装着車
シルベラミックと他社製品との摩耗テスト
●ブレーキディスク摩耗テスト 純正パッド装着車 3カ月 3,000km走行後
他社商品と比較した実験では、高速道路等のハイスピード走行で、ローターの摩耗がシルベラミックは、他社商品に比べ約6g軽減されていることが確認できました。
●ブレーキライニング摩耗テスト
他社商品と比較した実験では、高速道路等のハイスピード走行で、ライニングの摩耗がシルベラミックは、他社商品に比べ、約0.8mmもの摩耗が軽減できていることを確認できました。
振動を吸収して、低ノイズを実現。
シルベラミックは、パッドの部材に高い空隙率 (くうげきりつ=すきまの割合)を保持し、パッドにより発生するノイズを低減する成分も配合。さらに、シルベラミックは、通常のブレーキパッドより高い気孔率も保持しています。
●高い空隙率の機能
- ブレーキパッド内で発生する振動を吸収し、他の部品に伝達されないようにする。
- 他のブレーキ部品との共振を低減。(振動の発生を低減する)
●高い気孔率の機能
- パッド全体の強度を高める。
- 高空隙率によりノイズは低減されますが、反面その性質により強度が低下するのを補うため、高い気孔率が必要となります。
●特殊成分の機能(白い点)
- ノイズを軽減する。
- 他のブレーキ部品やホイールへの埃の付着を軽減。
長寿命の秘密は2つあります。
その秘密は、Cooper(コッパー=銅)とKevlar Fiber(ケブラー ファイバー=アラミド繊維※)。これらが長寿命に欠かせない2つの成分です。コッパーは、高い弾力性があるため、ブレーキパッド構造に強度と柔軟性を付加し、さらに放熱特性を発揮します。ケブラー ファイバーは、同様に高い弾力性があり、強度と伸縮性を増して熱安定性を高めます。
- アラミド繊維 = 芳香族ポリアミド繊維。耐熱性、引っ張り強度、弾力性に優れる。防弾衣類、海中ケーブルなどに使われています。
- 摩擦材料をしっかりと保持。パッドの摩耗を低減できる非常に強力な構造
- 非常に優れた熱の消散能力。低い温度のパッドは摩耗を大幅に低減
シルベラミックと他社製品との比較
他社商品と比較した実験では、高速道路等の高速時の走行(高温時)の摩耗率に著しい違いが認められました。
シルベラミック 製品スペック
項目 | HELLA PAGID SILVERAMIC |
---|---|
材質 | NAO/Ceramic |
ブレーキング パフォーマンス |
◎ |
初期制動の高さ (冷温時) |
◎ |
急ブレーキ時のパフォーマンス | ◎ |
耐フェード性の高さ | ◎(0.33 μ) |
パッドの寿命 | ◎ |
項目 | HELLA PAGID SILVERAMIC |
---|---|
ローターの寿命 | ◎ |
ブレーキダストの少なさ | ◎ |
ブレーキノイズの少なさ | ◎ |
コストパフォーマンス | ◎ |
製品のラインアップ(現行) | △ |
ラインアップの追加 | ◎ |
性能テスト
●フェード性能テスト
一般的に、0.20を超えると良いパッドと評価されます。
シルベラミックは、パッドが熱を帯びてからも、変わらず非常に高いパフォーマンスを発揮します。
1回目 | シルベラミック: フェード:0.22 |
---|
2回目 | シルベラミック: フェード:0.33 |
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- 100km~5kmまでの40%減速をシミュレートします。
- ブレーキを15回連続して使用し、摩擦係数を測定します。
- このテストは2回行いました。
摩擦係数 = 数字が低いほど摩擦が少なく(滑りやすい状態)、数字が高いほど摩擦が大きい(滑りにくい)。
フェード現象 = ブレーキを使用すると摩擦材が加熱され、下り坂などでブレーキを連続使用すると摩擦材の素材であるゴムや樹脂などが、設定された耐熱温度を越えて分解・ガス化し、これがブレーキローターとの間に入り込むとガス膜が潤滑剤のような働きを起こして摩擦係数が低下する。
摩擦材の比較
●一般的な欧州車用低ダストパッドとシルベラミックの摩擦材の比較
低ダスト、低ノイズ、長寿命が利点のセラミック配合の摩擦材を使用しています。
セラミック摩擦配合の利点 = 低ダスト、低ノイズ、長寿命 、強く安定した制動力でありながら静か、良いペダルフィーリング
セラミック摩擦配合の欠点 = 高価、少量のセラミックを加えた偽物パッドも多く出回っている
- NAO材の一部をセラミックと呼びます。 NAO = Non Asbestos Organic = 有機化合物
- シルベラミックは、NAO/Ceramic混合の 摩擦材を使用しています。